愛の巴投げ無節操で無責任な映画レビュー

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天然コケッコー 01:20
2007年
監督:山下敦弘
脚本:渡辺あや
出演:夏帆、岡田将生、柳英里沙、藤村聖子、森下翔梧、本間るい、宮澤砂耶、田代忠雄、二宮弘子、井原幹雄、斉藤暁、廣末哲万、大内まり、夏川結衣、佐藤浩市

『ぼくのなつやすみ』っていう牧歌的なゲームがありますでしょう。アレですアレ。
非常に健全でいい映画なんですよ。文科省のご推薦があってもいいくらいに。ああ性善説ってこのことなんだなって思いますね。家族揃って観るには文句ナシ。100人中90人くらいの方はほっこりした気分に浸って帰路につけるでしょう。でもね、残念ながら私はその90人の中に入れなかった一人で、「こんなの嘘っぱちだぁ!『トランスフォーマー』の方がまだリアルな気がしてくるぜぇぇい!!」と泣き叫びながら真夜中の歩道橋を全力疾走で駆け抜けたい。そして甘い缶コーヒーを買って馬鹿な犬に吠えられながら(罵倒気味に)、トボトボ家に帰りたい。そうでもしなければ、このあまりにも清く美しいワンダフル・ワールドに押し潰され、いたたまれない絶望的な気分なのです。むしろ今は『悪魔の沼』のキチガイオヤジにでも追い回されていたほうがましです。

原作は漫画だそうですけど私は見たことも聞いたこともありませんね。けどまあ、映画になるくらいだから人気があるんでしょう。脚本は先日『トップランナー』にもご出演されていた渡辺あやさん、お綺麗な方でしたね。さらに監督は山下敦弘氏ということで売れっ子揃いぶみという磐石の布陣。

ともあれ、本作は主演の夏帆さんを観る映画といっても過言ではありません。これ以上大人びても幼すぎても駄目だったろうと思わせる“多感な少女”を見事に演じています。子供たちは皆そつのない演技を披露していたのですが、彼女と転校生のボーイフレンド(岡田将生)以外だと最年少のさっちゃんがおいしい役柄で目立っており、非常に微笑ましかった。PFF出身の廣末哲万氏もキモイ郵便局員役で出演していたり。山下監督お得意のオフ・ビートなギャグは控えめですが、それがかえって氏の安定した演出ぶりを際立たせていたようにも思います。まだ若手とは思えない落ち着きが感じられますね。

しかし同じように少年少女たちを描かせるとやはり岩井俊二監督って上手かったんだなぁって再認識しますね。昔はどうにも苦手でしたけど。子供たちの残酷な一面もきちんと見据えてるとこなんかは「そうだよなぁ」って妙に納得させられます。

それから『FM89.3MHz』の時も言いましたが、本作もやたらとブラック・アウトが多用されるんですが、これ流行ってるんですかね?『ストレンジャー・ザン・パラダイス』じゃないんだから、ただでさえ長い尺なのに余計ダラダラした印象を与えるのはどうかと思いました。いっそ思い切って30分くらい削ってもよかったのでは?
| 映画 タ行 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by helmetbros -
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