愛の巴投げ無節操で無責任な映画レビュー

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ドーン・オブ・ザ・デッド 19:30
評価:
Amazonおすすめ度:
予想に反して面白かった
良く出来てると思います。
動きの早いゾンビ
2004年
監督:ザック・スナイダー
脚本:ジェームズ・ガン
出演:サラ・ポーリー、ヴィング・レームズ、ジェイク・ウェバー、メキー・ファイファー

もうなんでもかんでも『〜〜オブ・ザ・デッド』とか言っときゃいいみたいに乱立する一大ジャンル、ゾンビ映画ですが、言うまでもなくその質は玉石混合。よほどのマニアでないかぎり、全て付き合うのはしんどいものです。ロメロゾンビ原理主義者の方が、本作におけるゾンビの全力疾走という点で不合格の烙印を押したがるのも判らないではありませんが、アクションに比重を置いたスプラッタムービーとして観ればなかなかのものだと思われます。

ただ、ちょっと登場人物が多かったですかね。新米警備員と犬好きギャルの恋がいつ育まれたのか、描写が少なすぎていまひとつ乗れなかったり、身内への想いという意味では噛まれた父親と娘のエピソードが妊婦と黒人男性のエピソードと若干かぶっていたり(赤ちゃんゾンビはすごく良かった)。また本家と違い、モール内にガンショップが無いことによって残弾数がじり貧となるアイデアは良しとしても、そこをもう少しクローズアップして焦燥感を煽って欲しかった。あるいは弾が尽きてモール内の商品を奇抜なアイデアで武器とするような描写とか。

要するにショッピングモール内に篭城した時点でいくらでも面白くなりそうな期待感が膨らむんですよね。この点がロメロさんの素晴らしいところです。私もゾンビに襲われたら絶対イオンに逃げ込んで3ヶ月くらいは生き延びたいと思います。本作だと人間同士の対立も途中から有耶無耶になり、ラストでは悪かった筈のヤツがえらいカッコイイ死に方しちゃったりしますし。いつ改心したんだと……。

逆に良かった点として挙げたいのはモールの向かい側に同様の条件で孤立する小さな銃砲店のあんちゃんを登場させたことでしょうか。彼と黒人警官の交流はなかなか味があって良かった。それに正攻法で金字塔と対峙しようとしたその姿勢は素直に評価すべきでしょう。好みの問題で言えばコメディ・テイストに仕上げた『ショーン・オブ・ザ・デッド』(特に前半)の方が好きですけど。



| 映画 タ行 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by helmetbros -
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