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評価:
Amazonおすすめ度:
映像のすさまじさ!やったぜトニー その2
結構おもしろかった
『トゥルー・ロマンス』がお好きな向きに
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2005年
監督:トニー・スコット
脚本:リチャード・ケリー
出演:キーラ・ナイトレイ、ミッキー・ローク、エドガー・ラミレス、クリストファー・ウォーケン、デルロイ・リンドー、ルーシー・リュー
世評はどうやらあまり芳しくないようで。その理由というのがどうやらと言いますか、当然と言いますか、スタイリッシュ(それも既視感のある)な映像の洪水がお気に召さない、鼻持ちならない、あるいは単純に観づらいといった意見が多数を占めています。まあ、真っ当なご意見でしょう。
CMディレクター出身者の悪癖ですよね。要所要所ならまだしも、こう一本調子じゃ肩も凝るし、それこそ延々と2時間もの間CM、あるいはプロモーションビデオでも鑑賞させられているようで気が滅入ってきます。が、そうは言っても素材(つい最近まで実在した女賞金稼ぎ)は大変興味深いものですし、変に凝らなければ脚本だってそう悪いものじゃない。なりより主演のキーラ・ナイトレイが『パイレーツ・オブ・カリビアン』なんかで観る彼女より、とってもキュート。って役柄的にキュートに見えちゃマズイんでしょうが……。
トニー・スコットももういいオジサンなんでしょうが、こうした作品を撮り続けているというのは、深作欣二監督が最期まで『バトル・ロワイアル』のような作品を撮っていたように、なんだか若々しくて微笑ましいとさえ感じます。但し、律儀に劇場で観てたら怒ってたと思いますけど。