愛の巴投げ無節操で無責任な映画レビュー

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サイドカーに犬 23:10
監督 根岸吉太郎
脚本 田中晶子、真辺克彦
出演 竹内結子、松本花奈、古田新太

さすがにベテランだけあって根岸監督、上手いですね。上手いというか、余計な小技を使わないところに好感が持てます。先日テレビで観た『明日の記憶』(堤幸彦監督)に辟易したのでよりそう思ったのかもしれませんが。アレンジを加えつつも原作が持つ繊細な雰囲気が映画にも滲んでいました。キャスティングも概ね成功しています。

が、先に残念なポイントを二点。
私がこの原作を気に入った理由は、主人公の物静かな少女が20年経ってもさほど成長していないからなんですね。父親の愛人と思しき素性の知れないカッコイイ女性と過ごしたひと夏なんて、いかにも成長物語の装置なのに、それを敢えて発動させない潔さが素晴らしかった。三つ子の魂じゃありませんが、そうそう人間変わりゃしねぇよ、みたいなもどかしいラストの余韻がなんとも心に染み入ったのです。

しかし映画だと20年後の薫(ミムラ)はほんの少しだけ成長しているようにも映る。それはヨーコさん(竹内結子)が乗り方を教えてくれた自転車に毎日乗っているんだと、強調されている部分がそうです。それから少女時代の薫(松本花奈)が父親(古田新太)に頭突きをかまし、「ワン」と吠えるのもなんだか気恥ずかしいシーンでした。

もう一点はゲップです。
なんでしょう、あの白々しいゲップは。もっと下品に、汚らしくなければゲップではありません。ヨーコさんのような美しい女性がコーラを飲んで「ウゲェ」とやるからワイルドな感じが引き立つわけで。竹内さんって『春の雪』でも濡れ場で脱がないという間違った女優魂を発揮していらっしゃいましたが、せっかく巡り会った良い役なんだから生娘じゃあるまいし、それぐらい頑張ってもらわなくっちゃ。

とは言え、どちらも致命的な欠点というわけでもありません。水に流せるレベルです。カバンにこっそりコーラと麦チョコを忍ばせて観にいきましょう。私もそうしましたから。
| 映画 サ行 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by helmetbros -
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