愛の巴投げ無節操で無責任な映画レビュー

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女囚701号 さそり 22:55
評価:
Amazonおすすめ度:
色褪せない 面白さ!
モーレツ
続編発売決定!
PC絶不調で昨日は更新できませんでした。
プラネックスの無線LANで接続しているんですが、立ち上がり時の断線が酷く、近頃は満足に通信されるまで小一時間格闘しております。原因は不明。今後が心配です。

さて、本作は1972年に製作された伊藤俊也監督のデビュー作。主演は言うまでもなく、クール・ビューティー梶芽衣子さん。本作や『修羅雪姫』をフューチャーしたタランティーノ監督の『キルビル』は記憶に新しいところ。

それにしても、こうしたB級テイストを有り難がる風潮はよく理解できるのですが、それを殊更大声で叫ぶのはまたちょっと違うんじゃないか、という気はしますね。野暮なのを承知で言いますが、誰がどう観たってくだらないわけで、最終的には付き合いきれるかどうかの問題に辿り着いてしまうわけです。

特にタランティーノ監督のような知名度の高い方がわざわざ本腰を入れて取り組むのはちょっと勘弁願いたい、と個人的には思いますね。敢えて“企画モノ”と言わせてもいらますが、『キルビル』のような企画モノは映画ファンの想像力に委ね、そこで留め置く程度で十分なのではないでしょうか。結果、出来上がったものは元ネタ以上になることなど、ほとんどないわけですし。才能のひけらかし、としか思えません。

「もしもジョン・カーペンターが『吸血鬼ゴケミドロ』を撮ったら……」
「もしもトビー・フーパーが『マタンゴ』を撮ったら……」
「もしもエメリッヒなんかじゃなく、スピルバーグが『ゴジラ』を撮っていたら……』
こうして想像するだけで十分幸せになれるではありませんか。

東映の70年代と言えばヤクザ映画全盛期ですが、公開当時、本作を劇場で観た方はどのような反応を示されたのでしょう。警察の密偵であることがバレ、暴行され、恋人にも裏切られたと気づく一連のくだりは、日活時代の鈴木清順監督(あるいはドリフの影響?)を思わせますし、同じ東映の鈴木則文監督のポルノ路線も踏襲しつつ、新人監督らしい肩に力の入りまくった味付けの濃い演出は胃もたれ必至。

この映画、とにかく何もかもが廻っています。簀巻きにされた梶芽衣子さん、懲罰の穴から囚人たちを見渡すカメラワーク、回転扉にパトライト。数え上げれば枚挙に暇がありませんが、それらが何を意味するのかはこの際どうでもよく、意図的であるのは間違いありません。色んな意味でめまいがします。

東映はこの劇画路線に気をよくして実写版『ゴルゴ13』を製作してしまったのでしょうか。だとしたら軽卒ですね。ネタ不足は今も昔も変わらないような気がしてきました。

それにしても、こうした作品を無条件にきゃっきゃっ言って喜びながら楽しめる歳ではなくなってしまったんだなぁ、と己の擦れた感受性に少し寂しさをおぼえたのでした。
| 映画 サ行 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by helmetbros -
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