愛の巴投げ無節操で無責任な映画レビュー

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男気万字固め 22:17
評価:
Amazonおすすめ度:
偉大な男の条件
懐かしき昭和の男たち
男を知りたければこの本を読め!
“プロインタビュアー”なる肩書きを持つ吉田豪氏ですが、こういったインテリジェンスを極力排除した上で無頼を装い、“野蛮な知性”とでも言うべき資質の持ち主には大変なシンパシーを覚えますね。

亡くなられたナンシー関さんもそうですが、芸人なら浅草キッド、作家なら中原昌也という具合に。なんでもない顔をしてギャグを連打し、その隙間にポンと確信を突く言葉を投げつけられるとハッとするものです。

本書では山城新伍、ガッツ石松、張本勳、小林亜星、さいとう・たかを、本宮ひろし、といった非常に男汁溢れる濃ゆい面子がトンデモな持論や破天荒なエピソードを展開し、それを吉田氏がケラケラと笑いながら引き出していく、という構成になっています。

一見なんてことはないインタビュー集(無論、相当ハイレベル)ではあるのですが、凡百の、有象無象のインタビュアーならここまで彼らは心を開かないでしょう。吉田氏の武器はなんと言ってもその予習努力と日々のリサーチにあります。

何故か新宿二丁目に居を構え(本人曰くそっちのケはないそうです)、私からすれば1mmの価値も見出せないタレント本の山に囲まれて生活されているそうです。

私の感想としては、よくもまあここまで会ったこともないオッサンをリスペクト出来るものだ、というのが第一印象で、読んでいる間はインタビューされている方々の“漢っぷり”に惚れ惚れしていられるのですが、読了後、じわじわと吉田氏の底知れぬ腕力に舌を巻く、本書のタイトルが『男気万字固め』であったことの意味をようやく知るんですね。

これは漢と漢の異種格闘技戦であり、“プロ”を冠するインタビュアーの吉田氏は事前リサーチによって敵の繰り出す技、引出しの中身をほぼ熟知しておられる。その上で敢えて、敵の攻撃をさも知らなかったように受け止め、また立ち上がり、最終的には闘っていた本人すら気づかぬ内、吉田氏の“万字固め”という術中に落ちてしまう。

プロインタビュアーのプロとは、興行のプロでもあったわけです。

先日、好きでよく読んでいたWEBダヴィンチの4ちゃんねるの連載が終わってしまいました。私は水道橋博士と吉田氏の連載しか読んでいなかったのですが、少し寂しいですね。
| 一般書籍 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by helmetbros -
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