愛の巴投げ無節操で無責任な映画レビュー

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ラストデイズ 17:41
評価:
Amazonおすすめ度:
不安だろ?
オルタナティブな作品
自殺
2005年
監督/脚本:ガス・ヴァン・サント
出演:マイケル・ピット、ルーカス・ハース、アーシア・アルジェント、スコット・グリーン、ニコール・ヴィキューズ、リッキー・ジェイ、ハーモニー・コリン、キム・ゴードン

仮に『グッド・ウィル・ハンティング』や『小説家を見つけたら』が映画監督ガス・ヴァン・サントを構築する上での伏線だったとするなら、そのしたたかさには舌を巻きますが、どうにもこの『エレファント』路線には共鳴できないわけです。意図的にハリウッドの映画文法を放棄、あるいは排除していることは明白ながら、果たしてそれがいわゆるアート系作品群の持つ、良くも悪くも独善的な強度を勝ち得ているのかと言えば、私には疑問符が浮かぶ。

ただ、その掴み所のないフィルモグラフィーも持つガス・ヴァン・サントという映画監督に興味を惹かれるのは紛れもない事実なわけで、それは立派に彼の魅力となり得ている、とも思う。ドンピシャ世代ながらニルヴァーナに強い思い入れのない私は、この様な作品を捧げられてカートがどのような表情を見せるのか想像もつかない。相好を崩すのか、あるいは苦笑するだけなのか。

中学時代、熱狂的ニルヴァ−ナファンの深見(仮名)という親友がいた。三年の秋頃だったろうか、音楽教室で彼がポロポロと奏でるクラシックギターの音を聴きながら、私はボーッとしていた。気付くとギターの音はいつしか止んでいた。彼は同級生の江口(仮名)とニルヴァーナについてなにやら話し込んでいたのだ。江口はからかわれやすい体質の持ち主で、その癖、気が強いという変わり者であった。特に興味のなかった私は少し離れた場所から二人の姿を眺めていた。しかしはっきりと二人の間に薄暗い陰が広がっていくのを肌で感じた。きっと江口の知ったかぶりが深見のニルヴァ−ナ愛を刺激したに違いない。温厚な深見は私にも見せたことのない鬼気迫る形相をしていた。これは危ない、私が咄嗟にそう思うよりも早く、深見は手にしていたギターのネックで江口の額をぶん殴った。我が目を疑いながら、あの優しい深見をして狂わせるニルヴァーナというバンドの偉大さを知ったのだった。幸い江口の怪我は軽傷に済んだ。
もう秋ですね。
| 映画 ラ行 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by helmetbros -
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