愛の巴投げ無節操で無責任な映画レビュー

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るにん 01:31
2006年
監督:奥田瑛二
脚本:成島出
出演:松坂慶子、西島千博、小沢まゆ、麻里也、ひかる、島田雅彦、玄海竜二、金山一彦、なすび、濱本康輔、大久保鷹、片岡長次郎、根津甚八、奥田瑛二

150分というのが冗長に感じられて非常に惜しい作品かと思います。監督の奥田さんも出演されているわけですが、彼絡みのエピソードが本筋とあまり関係なく、まるきり削ってもよかったんじゃないでしょうか。サイドストーリー的なもの、つまり子を身篭った女と元花魁の少女のエピソードに時間が割かれており、その分だけ松坂さん演じる豊菊と恋仲になる喜三郎(西島千博)の描写がおろそかになってしまっていて、いまひとつ彼の人となりが見えてこない。

となると、彼の恋と孤島からの脱出が物語の機軸となっている本作においては致命的な欠陥となってしまっているわけです。せっかく“脱出”という娯楽要素の塊のような、大きな山場が用意されているわけですから、それに至る用意周到で緻密な計画らしきものがあれば、また違った楽しみ方が出来たのかもしれません。以上は脚本の問題としても、ラストの大立ち回りがまたよろしくない。それまで比較的淡々と静謐に演出されてきたにも関わらず、ここではスローモーションを用いて非常に粘っこく、しかしあまり効果的でないベタさが空回りしており、興醒めさせる。

監督の本気度が伝わってきただけに残念に思いました。海外ではイーストウッドは言うに及ばず、ショーン・ペンやメル・ギブソン、かつてはデニス・ホッパーなど、監督業に乗り出した俳優さんはいずれも面白い作品を撮っておられるわけで、昨年モントリオールでグランプリを受賞したのは記憶に新しいところですが、是非とも今後のご活躍に期待したいものです。
| 映画 ラ行 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by helmetbros -
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